地盤調査を行い、結果が軟弱地盤と
診断されれば地盤改良を行なうことになります。
また地盤改良には様々な工法がありますが
従来の工法は「柱状改良(セメント系)」を用いるのが一般的です。
地盤改良3大問題点!!
地盤改良を行なう従来の工法には大きな3つの問題点があります。
問題点1. 健康被害「六価クロム」
セメント系固化剤を用いた地盤改良は第2のアスベストと呼ばれる「六価クロム(発がん性物質)」が発生する恐れがあります。
六価クロムはセメントと土が混ざり合った時にできる物質で人体や土壌に悪影響を及ぼします。
※これらの問題点として公共工事においては事前事後の有害物質の測定を義務づけています。しかし民間では規制がありません。
「六価クロム」はアスベストに並ぶ2大発ガン物質としてLCRA(国際ガン研究機関)及びEPA(国際環境保護庁)によりリストアップされています。
問題点2. 資産価値の低下
もし土壌汚染が発見されれば浄化費用が発生します。さらに土地の売却時には埋設物(セメント系地盤改良や鋼管杭)の撤去費用がかかります。
これらの問題点として汚染が見つかれば地価評価額が浄化・撤去費用によってマイナスに、さらに銀行によっては価値が0とみるところもあります。
このような資産の目減り問題については、施主にそのリスクが十分に説明されていないことがあげられます。
問題点3. 検査不足による品質不良
地盤改良したにも関わらず、不同沈下による事故が増えています。施工後の性能検査を行わず、それに対して強度不足による不同沈下、地震等による液状化現象が起こる可能性があります。
これらの問題点としてセメントと土の相性が悪く固まっていない、固い地盤まで届いていない、地震による影響等があげられます。