住宅地盤のトラブル(例)
不同沈下とは?
建物の外壁や基礎部分にひび割れをご覧になったことはありますか?
床にビー玉を置くと、止まらずに転がる様子はいかがですか?これらはまさに「不同沈下」が原因となって起こる現象です。
「不同沈下」とは建物がふぞろいに沈むことを言います。家全体が均等に沈下するのではなく、一方向に斜めに傾くような状態のことです。「
不同沈下」が起きると建物自体の資産価値を著しく低下させます。ドアや窓の開閉が不自由になったり、床が傾いたりします。
地盤強度にばらつきのある敷地や、軟弱地盤に何の対策も施さないで家を建ててしまうと不同沈下が起きてしまうリスクがあるわけです。
液状化現象とは?
地盤は土、砂、水、空気が均衡に混ざって構成されています。
この地盤が地震や地滑りなどの振動により土、砂と水が分離され地盤が水に浮いたような状態(泥水)になるのが液状化現象です。
その原因で家が傾き、窓が閉まらなくなったり、床が傾いたりします。また海岸や河川の近くの比較的地盤が緩く、地下水位の高いところの軟弱な地盤も液状化しやすいと言えます。
液状化を防ぐことは難しいですが、事前に地盤改良をすることで大切な家を守ることが可能です。
トラブルを未然に防ぐ知識を。
こうしたトラブルを起こさないように住宅会社は必ず地盤調査をします。地盤に関しては建てた後では確認が難しいので事前に業者に確認をして下さい。
業者から重要な問題である地盤対策がお客様に情報が届いていなかったり、説明不足でトラブル問題に発展したりします。
地盤に関するリスクをちゃんと説明しているか確認し、建築前に必ず地盤調査を実施しましょう。